原稿を落とさず描き上げる ── 漫画・イラスト制作のスケジュール管理ソフト / はじめにお読みください(3.0.0)
Otosazu は、CLIP STUDIO PAINT のファイルと連動して、ページ(イラストならファイル)× 工程(下書き・ペン入れ・トーンなど)ごとの作業時間を記録するソフトです。 記録がたまるほど「このペースだと何日に完成するか」「締切に間に合わせるには今日なにをどれだけやるか」を正確に出せるようになります。
Otosazu を開き、作品を追加 を押して、作品の種類を選びます(作品名はあとから変えられます)。
| 漫画 | CLIP STUDIO の漫画ファイル(.cmc)を選びます。ページの一覧とサムネイルが読み込まれ、CLIP STUDIO でページを増やしたり並べ替えたりしても、作品を開くたびに自動で反映されます。見開きで描いていて左右のページを別々に管理したいときは「見開きのページを 1 ページずつ管理する」にチェックを入れます(あとからボードの右上でも切り替えられます)。 |
|---|---|
| イラスト | .clip / .psd のファイルを 1 つ以上選びます。依頼の連作や、表紙と挿絵などを 1 つの作品にまとめて締切を管理できます。あとから「+ ファイルを追加」で増やしたり、ドラッグで並べ替えたりできます。 |
| ファイルなし | ぬいぐるみ・模型・小説など、絵以外の制作に。作品名と、パーツや章の名前(1 行に 1 つ。数字だけなら 1〜その数の番号)を入れて登録します。工程は自分のセットを作って使います(下の 7)。 |
「進捗ボード」には、ページ(縦)× 工程(横)のマス目が並びます。これから作業するマスをクリックすると計測が始まります。 右上のタイマーで一時停止・停止ができ、止めると「この工程は完了しましたか?」と聞かれます。
ページ名(ファイル名)の横の「+」から、特徴を表すタグを付けられます。タグは完成予測に使われます(例:コマ多 = 1.3 倍かかる見込み)。 漫画なら「コマ多」「資料必要」、イラストなら「規模:大作」「背景:しっかり」「人数:2〜3人」などを用意しています。見開きページには「見開き」タグが自動で付きます(「1 ページずつ管理する」にした作品では、p4・p5 のように 1 ページごとにタグを付けられます)。 タグの種類や倍率は「設定 → タグ」で自由に変えられます。 記録がたまると、倍率は実際にかかった時間に合わせて少しずつ自動で調整されます。
| 完成日を見る | 曜日ごとの作業時間(例:平日 3 時間・土日 6 時間)を決めると、「早ければ/おそらく/遅ければ」の 3 つの完成見込み日を出します。 |
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| 目標から逆算する | 締切日を入れると、1 日に必要な作業時間と今日のノルマを出し、「ペン入れの日」「混ぜる」など今日の進め方の案を並べます。気分で選んでください(どれを選んでも完成日は変わりません)。早割・通常など締切をいくつでも登録でき、上のタブで切り替えると、その締切で計算し直します(タブに間に合う見込みも出ます)。 |
時間は「1時間30分」のように表示します。「1:30」や「1.5h」の書き方がよければ、「設定 → 表示」で変えられます。画面の色(ライト/ダーク)も同じところで選べます(はじめはパソコンの設定に合わせます)。
「スケジュール」の「月の予定」タブでは、完成までの作業を日ごとに割り振り、「下書き p9〜p11・ペン入れ p5」のように月のカレンダーで見せます。 1 日の作業量は今日のノルマと同じ考え方で決まります(締切に間に合うなら締切までならし、間に合わなければ作業時間いっぱい)。 何時から作業するかまでは決めません。
| 進め方 | ページごと(p1 を全工程 → p2 を全工程 → …)、工程ごと(全ページの下書き → 全ページのペン入れ → …)、日をまたがないように(1 つのタスクがなるべく 1 日で終わるように選ぶ)から選べます。どれを選んでも完成日はほぼ同じです。 |
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| カレンダーに書き出す | Google カレンダーやカレンダー.app などに取り込める .ics ファイルを作ります。1 日 1 件の終日の予定(と締切・完成予定)になり、スマホのカレンダーアプリでも見られます。 |
| 印刷・PDF | 月ごとのカレンダーを A4 横 1 枚ずつ印刷します。PDF にしたいときは、印刷先で「Microsoft Print to PDF」(Mac は「PDF として保存」)を選んでください。 |
取り込み方の例(Google カレンダー):パソコンのブラウザで Google カレンダーを開き、設定(⚙)→「インポート/エクスポート」で .ics ファイルを選び、取り込み先のカレンダーを選んで「インポート」を押します。 Otosazu 用のカレンダーを作っておき、そこへ取り込むと、ほかの予定と区別しやすくなります。
左の「統計」では、全作品の記録から、予測の前提になっている数字を確かめられます。
工程ははじめ、漫画が「下書き・ペン入れ・トーン」、イラストが「ラフ・線画・塗り・仕上げ」です。 「設定 → 工程」の「漫画」「イラスト」のタブで、ネーム・ベタ・下塗りなどを追加したり、並べ替えたりできます。 追加した工程は、これから登録する作品で使われます。
絵以外の制作には、+ セットを追加 で自分のセットを作ります。名前(例:ガレージキット)と 1 つ分の呼び方(例:パーツ、章)を決め、工程(例:原型・複製・塗装)を足してください。
机から離れているときも、同じ家のネットワークにつないだスマホやタブレットのブラウザから、進捗を見てタイマーを動かせます。 「設定 → データ → 別端末から見る」をオンにし(はじめはオフです)、待ち受けるアドレスに 192.168.… で始まるものを選んで、 出てきた QR コードをスマホのカメラで読み取ってください(はじめの 127.0.0.1 は、そのパソコン自身からしか見えません)。 できるのは、進捗を見る・計測の開始と一時停止・停止・完了を付けることです。 マスは押しても計測が始まらず、下に出た札の 開始 で始まります。
アンソロジーの主催者や編集者など、離れた場所にいる人に進み具合を見てもらえます。 進捗ボードの上の 進捗をシェア →「主催者・編集者に閲覧 URL で見せる」を選び、「進み具合を公開する」をオンにすると閲覧 URL が出るので、コピーするか QR コードを読み取ってもらって相手に渡してください。 相手はブラウザで開くだけで、工程ごとの進み具合・締切・完成見込みを見られます(アプリのインストールは要りません)。 記録が変わるたびに、Otosazu が自動で送り直します。
送るのは、工程ごとの進み具合・ページ × 工程のマス・締切・完成見込み・作業時間と、作品名だけです。 原稿の画像・メモ・タグ・作業記録の一覧は送りません。作品名・作業時間・完成見込み・マスは、チェックを外せば相手に見せずに済みます。 複数の作者を受け持つ主催者は、閲覧 URL を「まとめページ」に貼り付けると、締切の近い順に並べて一覧できます。
CLIP STUDIO PAINT EX の共同作業機能(Dropbox などの共有フォルダに共同作業データを置く形)でアシスタントと分担している作品は、 Otosazu が共同作業データを読んで、誰がどのページを担当しているかといつ反映したかを進捗ボードに映します。 アシスタントのパソコンに Otosazu を入れる必要はありません。作家のパソコンで、いつもどおり作品を登録するだけです。
共同作業の作品では、進捗ボードの上の行に「共同作業:○人」と出ます。これを押す(または ⋯ →「共同作業の設定」)と反映したメンバーが並ぶので、 メンバーごとに「反映で完了にする工程」(例:背景・ベタ)を選んでください。その人がページを反映するたびに、そのページのその工程が自動で完了になります。 担当しているページとマスには、メンバーの色の印が付きます。メンバー担当のマスは、作家の完成見込みには含めません。
漫画:作品を開くと「漫画ファイルが見つかりません」と表示されます。場所を指定し直す を押して、移動先の漫画ファイル(.cmc)を選んでください(作品一覧のカードからも)。
イラスト:見つからないファイルの行に「⚠ 場所を指定」が出るので、押して移動先のファイルを選んでください。
どちらも、これまでの記録はそのまま引き継がれます。
新しい版が出ると、Otosazu を起動したときに「新しい版が出ています」とお知らせします。 更新する を押すと、ダウンロードとインストールが自動で進み、新しい版で開き直します。これまでの記録はそのまま引き継がれます。 お知らせは「設定 → データ → 起動時に新しい版を確認する」で止められます。
確認のとき、Otosazu は配布元(GitHub)から最新の版の情報だけを読み込みます。作業記録などのデータを送ることはありません。
手で入れ替えるとき(1.0.0 から新しい版にするときや、お知らせを止めているとき)は、Otosazu を閉じてから、新しいインストーラーをダブルクリックするだけです。アンインストールは不要です。 Mac では、新しい .dmg から Otosazu をアプリケーションフォルダへドラッグして「置き換える」を選びます。新しい版を初めて開くときは、インストールのときと同じ「このまま開く」の手順がもう一度必要です。